SPECIAL PICK UP
スペシャルピックアップ
KEMURI

KEMURIが初のカバーアルバム『KEMURIFIED』をドロップ!

KEMURIのニューアルバム『KEMURIFIED』はバンド史上初のカバーアルバム。永遠のロックスタンダードナンバーからマニアックな楽曲まで、バリエーションに富んだ選曲は今作の見所。スカパンクにアレンジされた楽曲もあれば、オリジナル楽曲を完璧に再現したような楽曲もあり、オリジナルと今作のカバーを聞き比べながら楽しんでもらいたい。またハハイトーンボイスにも挑戦するなど、Vo.伊藤ふみおの楽曲毎の声色の変化にも注目だ。

PROFILE

伊藤ふみお(Vocal)、津田紀昭(Bass)、平谷庄至(Drums)、コバヤシケン(Sax)、田中”T”幸彦(ギター)で構成される5人組。1995年の結成以来日本のスカパンクシーンを牽引。1stアルバムから3rdアルバムまでとライヴ・アルバム『旅』はいずれも10万枚以上を売上げ、特に2ndアルバム『77 days』は23万枚を超え、ゴールド・ディスクを獲得。2007年12月ZEPP TOKYOでのライブを最後に解散。2012年「AIR JAM2012」への出演のため再結成。同年11月東名阪ツアーを開催。2013年1月、ギタリスト南の脱退と共に初代ギタリスト田中が復帰。2013年、6年振りのアルバム『ALL FOR THIS』をリリース。2014年3月、発のカバーアルバム『KEMURIFIED』をリリース。

http://kemuri.com

LIVE SCHEDULE

KEMURI TOUR 2014 "KEMURIFIED"

05.09 fri@名古屋 ダイアモンドホール
05.11 Sun @札幌 ペニーレーン24
05.16 Fri @仙台 RENSA
05.23 Fri @東京 SHIBUYA-AX
05.25 Sun @福岡 DRUM LOGOS
05.30 Fri @大阪 なんばHATCH
05.31 Sat @広島クラブクアトロ

RELEASE INFORMATION

KEMURI

CD 「KEMURIFIED」

KEMURI

INTERVIEW

PUNKLOID:まずはカバーアルバムを制作するに至った経緯を教えて頂きたいです。



伊藤:解散して活動していなかった時期があったので、その時期を取り戻すっていう感じですね。ちょっと一生懸命働かないと。

一同:(笑)

伊藤:そうしないと説得力なくなっちゃうから(笑)あの人なりに一生懸命やってんだろうなって思われないと。

PUNKLOID:それがカバーなんですか?



伊藤:そう。やっぱり今までやったことの無い事をやろうかなと。KEMURIとしてカバー曲をアルバムに入れたリっていうのはほとんど無かったので、どうせだったらカバーアルバムにして、アルバムとしてキチッと残したいっていう。それで企画が進んでいった。

PUNKLOID:『KEMURIFIED』というアルバムタイトルの由来を教えて下さい。



伊藤:元々はモディファイド(modified)から来ていて、KEMURI風に楽曲をアレンジするっていう意味で、『KEMURIFIED』。

PUNKLOID:造語ですね。



伊藤:そう。あとサティスファイド(satisfied)っていう単語にもかけてあるかな。

PUNKLOID:選曲はどういった風に進んでいったのですか?



伊藤:みんなで曲を出し合って、あらかじめ曲のリストを作っておいて、じゃあこれから手をつけようってやり始めました。リハーサルやりながら次はあの曲やってみる?とか。そうやって段々と決まって行った感じ。

PUNKLOID:ノリ的には学生がコピーバンドをやるような感じに近かったですか?



伊藤:僕的にはそんなイメージだったけど。

PUNKLOID:今回のアルバムはメンバーの皆さんそれぞれに思い入れのある楽曲が選曲されたと聞いています。



伊藤:若い頃に聞いたり、KEMURIを始めてからの、タイミング、タイミングで記憶に残るような曲がやっぱり多いんじゃないのかなと思いますけどね。その当時、ああこれって新しいカルチャーなんだなって凄い思ったのね。NOFXとか見て。未だにSKANKIN' PICKLEをカリフォルニアで初めて見た時とか、LESS THAN JAKEに会いにいった時とか、あの雰囲気っていうのは忘れられないですね。

PUNKLPOID:それでは、その当時の空気感とかを思い出しながら今回の楽曲は演奏していましたか?



伊藤:そう。みんなそうだと思うけど、10代の頃に聞いていた歌を歌うと、あの頃の感覚っていうのは結構新鮮に蘇ってきますね。ちなみになんですが、僕は大学生の頃にカバーバンドをやっていまして、その時にMADNESSの"IN THE CITY"をやりたいって言ったんですけど、そのバンドのメンバーに却下されて、その怨念をずっと持ってたんだけど、今回はそれがやれて良かったです。

PUNKLOID:今回のアルバムを聴く前はゴリゴリのスカパンクアレンジの楽曲が並ぶのかなと思ったんですが、そうではなく、コピーと言っても過言ではないくらいに原曲に忠実な物が多くて、そういったアレンジにしたのは敢えてなんですか?



コバヤシ:そうです。敢えてです。

PUNKLOID:先程話にも上った、"IN TH CITY"はボーカルのエフェクトのかけ方までほぼ完コピに近いくらい、楽曲の空気感まで再現していますね。



コバヤシ:もの凄く真剣にコピーしましたね。

PUNKLOID:そういった細かい部分まで再現するのは苦労がありましたか?



伊藤:結構楽しみながらやったってのはあるんですけど、パッと聞いて「あ、アレンジされてる」っていうのよりも、聞けば聞く程、KEMURIの楽曲になってる方が良いなと思って。聞いてくれる人がそういう印象を持ってくれるアルバムを作る方が、僕らの年代のバンドが作るカバーアルバムとしては格好良いんじゃないかなと。たぶんね、全部の楽曲できるんですよ。スカパンクアレンジやそれ風に歌うっていうのは。そういう話は特にメンバー間ではしなかったけど、自然とそういう方向になった感じ。

PUNKLOID:あと面白いなと感じたのが、ふみおさんのボーカルの物真似も細かくてそこも素晴らしいなと感じたのですが。



伊藤:アイアンメイデンですか?

PUNKLOID:それはもちろん含めて全体的にそういう印象を受けました。



伊藤:結構真剣にやったんですよ。でもカバーアルバムだから遊びがないとダメで、似せるっていうのも遊びのひとつで、そんな気持ちで歌を歌いました。歌詞も噛み締めながら。例えばFISHBONEとかは歌詞カードに載っていないような言葉もたくさんあって、聞き取れる物もあれば、聞き取れないもの物もあって、聞き取れない物はアメリカ人エンジニアと一緒に聞き取ったりして、それも入れてった感じです。もうアンジェロにも聞かせたいくらい!ブルース・ディキンソンにも送りつけたい!

PUNKLOID:逆に"Walk This Way"はドラムが始めは打ち込みで、曲途中から生ドラムに変わるなど、独自のアプローチをしていますね。



コバヤシ:そう。その楽曲によってトライの仕方が変わっていて、古い曲は割とイジッてるかなと。テンポにしても。

PUNKLOID:実際にそういう風にアレンジを加えたり、演奏していく中で難しかった楽曲はありますか?



コバヤシ:FISHBONEですね。

田中:時間はあまりかからなかったですけと、ボーカルなんかも凄く大変で。でも楽しかったと思いますね。

伊藤:大変だったよ。ホント大変だった。フラフラしながら歌ったもん。あのノリを掴むのが特に大変で。同じ人間だけど、全然違うんだなと。メロディーの雰囲気だったり、リズムに対してなんか、「こういう風に歌うの?」って感じで。

PUNKLOD:それはやはり、日本人と黒人のフィジカル的な差だったりしますか?



伊藤:やっぱりアンジェロは黒人だから聞いてきた音楽も違うし、もともとアンジェロはゴスペルの教会で歌っていたような人だから、そういうのもあるんだろうな。とにかくチャレンジでしたね。

津田:僕は個人的に意外と簡単そうだったけど、MADNESSの"In The City"が難しかったですね。曲の構成も複雑で。コード進行も微妙で、気付けば少しだけ違ったりしてて。そこまで今まで気付かなくて、こんなことやってたんだと。

PUNKLOID:新たな発見もあったんですね。



コバヤシ:一番ビックリしたのは作曲者が日本人だったっていう。ブルーコメッツの井上大輔さん。

PUNKLOID:そうなんですか。それは意外ですね。



津田:あとKISSとかエアロスミスは少し聞く程度でそんなにハマって聞いてないんですね。だから簡単そうだと舐めていた部分もあったんだけと、その雰囲気を出すのが難しかったですね。

PUNKLOID:パンクとハードロックでは全然ノリが違うということですね。



伊藤:あと今回は各々の演奏も大変だったと思うけど、コーラスも大変だったね。FISHBONEしかり、何にしても。

PUNKLOID:コーラスの割り振りはどういう風に決めていったんですか?



伊藤:リハーサルではあんまり決めてなくて、レコーディングの現場で歌えそうな所は歌っていくって感じで。

PUNKLOID:自分達のオリジナル楽曲をプレイするのと、カバーの楽曲をプレイするのでは気持ちの上で違いはありますか?



伊藤:あのね、僕は基本的にめんどくさがりで、パッとできない物は中々続かないんですよ(笑)簡単な物が好きなの。だから、そういう人間だから今回のカバーアルバムは全部が大変だったの。かと言って、やらないわけにもいかないし(笑)でも実際にやってみると、楽しい。オリジナルをやるのもカバーをやるのも同じように楽しい。やっぱり人の言葉を歌うって言うのは楽しい物で、スティーブン・タイラーが女の子の事を歌ったり、ブルース・ディキンソンが戦場の事を歌ったり、僕らには無い引き出しだから。それはそれで凄く面白いよね。アイアンメイデンとかは聞いた事が無かったし、新鮮で大好きになりましたね。やっぱりあの楽曲で、あの歌い回しで、あの歌詞を歌うと凄く気持ち良いんだよね。他の曲もそういうのがあって凄く楽しかった。

PUNKLOID:今回カバーを経験した事で、今後またオリジナルを作っていく際に何か変わる部分はありそうですか?



伊藤:今回カバーして感じたのは「抜け感」かな。歌詞に想いを込めすぎるのも良いんだけど、やっぱり「抜け感」があった方が面白いなと。それはあんまり頑張り過ぎない感じでもあるかもしれないし。その「抜け感」がある楽曲は強いなと。時代も海も越えて未だに曲が残って、こうやって我々がカバーして、そういう楽曲の持っているパワーってやっぱりすごいですよね。それは今回特に感じました。
BACK TO LIST
FAT
FAT
PAGE TOP